5月18日(日)
ドキュメンタリー映画(ジャン・ユンカーマン監督作品)
映画・ 日本国憲法
開場 17時10分
上映 17時30分〜18時48分
上映後 談話会(自由参加)
要予約 Cafe日月堂にて直接か、
電話042(978)6263まで または
携帯 090- 6191- 7194
メール cafenichigetsudo@hotmail.co.jp まで
料金 大人 1300円 高校生以下 1000円
日本国憲法の誕生と歩みに外国人の目(世界的視野)から迫った映画を観て考えてみませんか。
5月になりました。3日は憲法記念日です。今年の憲法記念日はいつもの年とはちがう状況のなかでやってきます。安倍政権の、何が何でも集団的自衛権ありきとでも主張していく、独断と強行の動きが進んでいるさなかでの憲法記念日です。
憲法ができた時代とは時代状況がちがうと彼らはいうのですが、時代を貫いて戦争を防ぎ、平和を保つことを目指して憲法があるということはどう考えているのでしょうか。また、15年戦争の苦渋の経験、人民の記憶のなかで維持されてきた平和憲法という視座はどこへ行ってしまうのでしょうか。
日本国憲法の誕生という原点を見つめ、世界の中の日本国憲法という視野からこの映画は撮られています。新鮮な目で私たちの国の憲法を見直すことのできるチャンスをつくったくれた監督のユンカーマンさんに感謝します。
岐路に立たされている憲法とその未来をみすえるために、みんなでこの映画を観ませんか
担当 上野文康
映画『日本国憲法』の監督ジャン・ユンカーマンさんは今、日本在住で、奥さんは日本人だという。以下に彼の言葉を紹介します。(映画日本国憲法HPより)
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ジャン・ユンカーマン監督の言葉
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この映画の製作過程で私たちはいくつかの国を旅した。そして、とくに香港とソウルで、歴史が今なおいかにダイナミックに生き、流れ続けているかを知った。戦争は60年前に終わったかもしれない。しかし、人々の戦争体験は生き続けている。戦争の悲劇と、それを忘れない義務は、条約や時間によってケジメがつくものではないし、終わるものでもない。 |
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日本国憲法は、それが公布された時点では先駆的な文書であったし、私たちが今回の取材で再確認したように、今も世界中の人々が求めてやまない理想を示している。日本にとって、この時期にそれを捨てることは、歴史の潮流に逆らう行為だ。
私が初めて日本を訪れたのは1969年のことである。その頃、ベトナムのジャングルでは50万人以上のアメリカ兵が戦っていた。私は16歳だった。当時のアメリカには徴兵制があったから、いずれは自分も不当で無節操な戦争に参加しなければならないという不安を感じていた。日本の平和憲法は、アメリカにあふれ返る軍国主義と明確な対照を成す、悟りと知恵の極致のように思えた。そのことが、日本にいるといつもやすらぎを感じられた理由の一つであろうし、私が長い間、日本に住み、日本で子供たちを育てようと決めた大きな理由ともなっている。将来、私の子供たちが、平和憲法をもつ国で子供を育てる道を選択できなくなるかもしれないと考えると、恐ろしくてならない。
平和憲法と、それに守られている人権は、空気のようなものである。私たちはそれらを当然のものと感じ、ことさら考えてみることがない。現在の改憲論議は、私たちに憲法の意味をふたたび気づかせてくれる。日本に住み、日本で働き、日本で家族を育んでいるすべての人にとって、それがなぜ、どのようにして書かれたのか、そしてどうすればその精神を守り、広げていけるかを考えるよい契機となる。
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カフェ&ベーカリー Cafe日月堂
定休日:火・水曜日
営業時間:11:30〜17:30
電話:042-978-6263
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