明日2/28(木)~ 竹内弘真のアフリカ・アンゴラ内戦を生き抜いた十代と出会う

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    竹内弘真の写真表現展のお知らせ

     Cafe日月堂では、写真家竹内弘真(1973年生まれ、横須賀市在住)がアフリカ・アンゴラの十代の青年たちの存在と向き合った作品展『たなごころ』を明日(2月28日)より、堂内の壁面をつかって行います。高校生の竹内君に、写真家藤原新也を教材にした授業をしたときのことを、先日この写真展の打ち合わせで彼がかたってくれました。私が藤原新也の写真と文を彼の前に置いたことが、一つの出来事になったのでした。たしか、その一年後、高2の夏休みに彼はカメラを持ってインドを歩く旅に出たはずです。

    30を目前にして、学校にやってきた彼は「三十路になるので、専業にならなくては・・・」と言って帰ったのでしたが、そのしばらく後、彼はアンゴラに渡っています。そんなことを考えると、今回の写真展は彼のフリーランスカメラマンとしての10周年展と言ってもいいめぐりあわせになりました。『たなごころ』は、『このほしのまん中で〜アンゴラ・十代の肖像』をもとに、作家による表現への創意工夫が加えられた作品展です。写真集『このほしのまん中で〜アンゴラ・十代の肖像』には多くの十代が登場するが、『たなごころ』では、ひとりひとりの人間の存在に向き合うことが目指されていて、そのための工夫がこらされています。昨日、竹内君が来て準備が終わりましたが、展示作品が並んだ堂内には作品の放つ緊張感が漂っているのを感じます。作品というものには力が宿るのだ、とあらためて思う瞬間でした。多くの方に、この作品と出会っていただきたいと思います。

    1月20日には、写真家・記録映画作家小林茂監督を迎えて、ケニヤの少年たちの存在と向き合った作品『チョコラ』上映をふくむ小林茂監督と語る会を開催しました。そのときの小林茂さんのことばを少しお伝えしたいと思います。いい映画とは何かというと、自分が前もって思っていたことが裏切られることに出会えること、思ってもいなかった視界、光景にであうこと、それが撮れていればいい映画だと思う。そのようなことを彼は何度も語っていました。私たちの目から見ると、あまりに貧しく、余裕のないアフリカのひとびとが、小林の病気がよくなりますように、日本が平和でありますようにと祈っている場面に出会い、小林さんは、いやあ、まいったなあと思うのです。アフリカを見るわたしたちのまなざし、アフリカを語る私たちのことば以上のものに彼は出会っていくのです。映画であっても、写真であっても、言葉であっても、さまざまなものにかき消されて見えなくなっていく世界の姿に迫っていこうとするときに芸術が生まれるのだと気づかされます。2月27日(上野文康)



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