日月ちゃんと日月堂
歩いている途中に彼岸花とチラホラ出会うようになりました。
巾着田ももう少ししたら本格的な曼珠沙華の季節になりそうです。
今日も歩いていて思い出していたのですが、
以前から書こうと思っていたことです。
カフェがオープンした五月の後、 日月ちゃんという小さな子に会いました。
お客さんのお子さんで、つい先日にも来てくれたときに聞いたら、
今月の9月で2歳になったようです。
以前若いお母さんがここのカフェが「日月堂」と言うので娘さんの名前と
同じだと話してくれました。
Cafe 日月堂(にちげつどう)というネーミングは
「お日さん」と「お月さん」と共にあるお堂のようなカフェ。
そんなイメージが先立ってついた名前でした。
(お日様 SUN)と(お月様 MOON)とは
普遍的にある宇宙をも含んだ世界を想像することができます。
とても大きい存在であり象徴的な姿です。
手は届かないのだけど無限の存在がふた方にはあります。
そしてユーモラスであり風流な太陽と月は
古くから人々の心の拠り所にされていたように思います。
日月ちゃんの名前の由来を次回あった時に聞いてみようと思います。
一緒にいた日月ちゃんと少し若そうなナナちゃんという子に
「もうちょっと大きくなったら一緒にパンを焼こう」と言って分かれました。
焼いてくれるだろうか。
余談ですが、太陽と言えば以前自分が留学していたラトヴィアという国近隣では
冬の間、ほぼ太陽が出ませんでした。首都の大学に近い寮に暮らしていたのですが、
ヘルシンキやスウェーデンへ繋がるバルト海沿岸へ行けば
まだ晴れ間に陽光をみることができるのですが、
首都のリガ Riga やその周辺では太陽を見る事は稀だったことを思い出します。
寒く暗い冬に時折厚い雲間から光が射す太陽を見る時のあまりの切なさは身に染みています。
最近よく店の中の柱に小さく掛けてある写真をみて
「これはどこなんですか?」と聞かれることがありますが、
その多くはラトヴィアというところで撮った写真です。
もしカフェにゆっくり来る機会があって、写真を見かけることがあったら。
今日もテラスではしゃいでいる子をみると嬉しくなります。
カフェを通じて2歳の子とつながりを持てるとは思ってもいなかった嬉しいことです。
- 2012.09.20 Thursday
- Cafe 日月堂 Common 日常の話題
- 16:35
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- by Cafe & Bakery 日月堂 ( Cafe Nichigetsudo )
日月生の名前の由来もまた、「お日様」と「お月様」と共にありたいという想いが込められています。・・・「陰」と「陽」のどちらも大事にでき、見えないものにも想いを馳せられるようにと。。。
そして、「多くのものに生かされているいのち」への感謝の気持ちも込めました。
最近お空にお日様とお月様(区別がついているかどうかは疑問ですが)の存在を認識したひづき。「とりたいよぉ」と言いながら手をのばし、「とれた!」と言って、私に手渡してくれました。その小さな手で一緒にパンを焼かせていただける日を、楽しみにしています。